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後 楽 橋 (こうらく ばし)
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後楽橋は、千代田区三崎町2丁目と文京区後楽1丁目との間で、千代田区道を渡す橋である。
震災復興事業による新設橋梁である。橋長からは、鋼鈑桁橋が妥当な橋梁形式となる。しかし、水道橋と同様、橋梁群景観の連続性に配慮して、アーチ橋が架けられたものと思われる。
橋名は、旧水戸藩邸の庭園である小石川後楽園によっている。しかし、後楽園スタジアムへの入口に架かるので、これとの関連でイメージされることが多い。本橋の下流側の橋詰広場を専有して、JR水道橋駅とスタジアムとを直結する歩行者専用橋が架けられている(後楽園ブリッヂ 昭和39年8月架設)。
後楽園スタジアムは、もともとここにあった陸軍砲兵工廠が、昭和10年に十条など板橋方面に移転した跡地に建設されたものである。砲兵工廠は、神田川の水運を求めて立地した兵器工場であった。
- 橋梁形式 鋼アーチ橋
- 橋 長 21.00m
- 幅 員 22.00m
- 架設年次 昭和2年11月
- 建設機関 復興局
- 管理機関 千代田区
- 最 寄 駅 JR水道橋
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