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左衛門橋 (さえもん ばし)

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saemon bridge

  左衛門橋は、千代田区東神田2丁目と3丁目の間で、千代田区道を渡す橋である。

  この橋の創架は、明治8年、東京府の認可を受けた賃取橋(有料橋)として、民間人により架けられたものである。許可条件は、有料期間7ヵ年、満期後東京府に上納などである。架設後、洪水による破損を受けたので、修復資金を確保するため有料期間を延長したいとの上申書が残されている。橋名は、この付近一帯を左衛門河岸といったことによっている。

  明治34年、下路式プラットトラス(橋長14間、幅員4間3尺)の鉄橋に架替えの記録がある。

  現在の橋は、震災復興事業による復興橋梁である。
  平成12年3月、床、床組の大規模補修がなされ、親柱、高欄、橋灯、歩道舗装、橋詰広場などが整備された。
  • 橋梁形式   鋼2−ヒンジアーチ橋
  • 橋  長   35.50m
  • 幅  員   15.00m
  • 架設年次   昭和5年9月
  • 建設機関   復興局
  • 管理機関   千代田区
  • 最 寄 駅   JR総武本線馬喰町駅/総武線浅草橋駅