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水 道 橋 (すいどう ばし)

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suidou bridge

  水道橋は、千代田区三崎町1丁目と文京区本郷1丁目との間で、都道301号線(白山通り)を渡す橋である。

  この橋の創架は、明らかではない。江戸の頃は、本郷側(左岸側)の吉祥寺にちなんで、吉祥寺橋、寺橋と呼ばれていた。吉祥寺は、第4代家綱の明暦3年(1657年)の振袖火事により焼失して駒込に移り、後にお七、吉三で有名になる。

  現在の橋名は、150mほど下流にあった神田上水の懸樋によるもので、吉祥寺の移転に伴い、延宝(1670年代の初頭、第4代家綱の最晩年)頃から水道橋と呼ばれるようになった。

  震災復興事業により、昭和3年6月、橋長17.80m、幅員27.00mの鋼鈑桁橋が架設された。この旧水道橋では、歩道部の主桁をソリッドリブアーチとし、橋梁群景観の連続性を保持する配慮がなされていた。

  現在の橋は、白山通りの拡幅に伴い架替られたものであるが、旧橋のデザイン意図はまったく継承されなかった。
  • 橋梁形式   単純鋼床版箱桁橋
  • 橋  長   24.90m
  • 幅  員   50.20m
  • 架設年次   昭和63年3月
  • 建設機関   東京都
  • 管理機関   東京都
  • 最 寄 駅   JR水道橋        地下鉄三田線水道橋