あいあい橋（あいあい　ばし)

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　 あいあい橋は、平成１４年１月竣工の日本橋川で最も新しい橋である。千代田区飯田橋３丁目と三崎町３丁目とを結んでいる。

　 日本橋川右岸側に広がるJR貨物跡地（旧国鉄飯田町駅ヤード）の再開発(*1)にあわせて架橋された歩行者専用橋である。平成１４年２月５日、本橋の上流側で架替工事が竣工した新三崎橋とともに開通式が執り行われた。

　 橋名は公募によるもので、「多くの人々が集い来たり、和気あいあいの場となるように」との願いが込められているという。橋名板には、「あいあい橋」、「あいあいはし」とともに「i-i bashi」と表記されている。

　 架橋位置は、再開発地区内の区画街路が、日本橋川とクロスする箇所にある。上流の新三崎橋と下流の新川橋とのほぼ中間で、対岸の三崎町地区とを結ぶ歩行者動線に対応している。

　 橋梁中央部に設けられた橋上テラス、橋面のカラー舗装、デザイン密度の高い高欄や親柱など、首都高速道路の高架下に明るい橋上空間をつくっている。

（＊１）千代田区飯田橋２、３丁目に広がる、旧国鉄飯田町駅貨物ヤード跡地中心に約5.0haを区画整理事業手法により再開発し、業務、商業、住宅用途の高層ビルを建築するものである。平成１0年3月〜14年度の事業予定である。

再開発地区は、江戸時代には讃岐高松藩松平家の上屋敷が置かれたところである。再開発に先立つ発掘調査により、御殿、庭園、上下水道、穴蔵などの遺構が発見された。

橋梁形式　　　単純鋼床版箱桁橋
橋　　長　　　３５．３０ｍ
幅　　員　　　　３．８０ｍ（標準部）
　　　　　　　　６．１３ｍ（テラス部）
架設年次　　　平成１３年１２月
建設機関　　　千代田区
管理機関　　　千代田区
最 寄 駅　　　JR水道橋駅