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湊 橋 (みなと ばし)
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湊橋は、中央区新川1丁目と日本橋箱崎町との間で、中央区道を渡す橋である。
この橋の創架は、延宝7年(1679年)である。その規模は、天保13年(1842年)の記録では、長11間3尺・幅4間とある。橋名は、江戸湊への出入口に由来する。江戸の頃、両岸は新堀河岸と呼ばれた倉庫街であった。左岸側の橋詰にあるビルは、代々ここで海運業を営んできた旧家である。
明治6年(1873年)11月に木橋が、明治28年(1895年)3月には長18間9尺・幅6間2尺の 下路式ボースとリングトラスが架けられた。
現在の橋は、震災復興事業による復興橋梁である。オリジナル・デザインは、界隈の状況からか、まったく簡素に造られていて、壁高欄やスパンドレルも打ちっぱなしのコンクリートであった。現在の界隈は、ウォーターフロントの開発が進み、オフィス街に変貌している。これに合わせるように、写真のような修景がなされている。
- 橋梁形式 鉄筋コンクリートアーチ橋
- 橋 長 40.50m
- 幅 員 8.50m
- 架設年次 昭和3年6月
- 建設機関 東京市
- 管理機関 中央区
- 最 寄 駅 地下鉄日比谷線/東西線茅場町駅
JR京葉線八丁堀駅
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