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常  盤  橋 (ときわ ばし)

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tokiwa bridge

  常盤橋は、千代田区大手町2丁目と中央区日本橋本石町1丁目との間で、千代田区道を渡す橋である。

  この橋の創架は、昭和元年、震災復興事業により架けられたものである。重厚なスパンドレルの石組、親柱や高欄など、堂々たるアーチ橋である。橋名は、上流側に隣接する常磐橋からきている。

  江戸の頃、ここから上流の南堀留橋付近までの間は、江戸城の外濠の一部を成していた。石積みの護岸が一部区間に残っていて、歴史的事実を微かに示している。

  維持管理密度が低く、橋全体が汚れ風化が進んでおり、荒れた風景を造っている。周辺は、オフィスビル街である。昼休みには、川沿いの常盤橋公園にサラリーマンがやってくる。こうした環境の中、重厚な橋の形を生かした維持管理が望まれる。
  • 橋梁形式   鉄筋コンクリートアーチ橋
  • 橋  長   38.60m
  • 幅  員   27.00m
  • 架設年次   昭和元年12月
  • 建設機関   復興局
  • 管理機関   千代田区
  • 最 寄 駅   地下鉄半蔵門線三越前駅           半蔵門線/丸の内線大手町駅